トランプ氏が閣僚刷新検討 イラン戦争が打撃 選挙控え立て直し
4月1日、ホワイトハウスで演説するトランプ大統領。代表撮影
Nandita Bose Jana Winter Gram Slattery Andrea Shalal
[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領が今週のボンディ司法長官解任に続き、より大規模な閣僚刷新を検討している。複数のホワイトハウス高官や関係者が明らかにした。ガソリン価格上昇といったイラン戦争に起因する経済的影響から支持率が低下し、11月の中間選挙に対する不安がお膝元の共和党で広がっていることが背景。トランプ氏が1日に行った国民向けのテレビ演説は不発に終わったとの評価も、同氏の周辺で出ているという。
関係者によると、解任が予想される閣僚としてギャバード国家情報長官とラトニック商務長官が候補に挙がっている。
ホワイトハウス高官は、トランプ氏がこの数カ月にギャバード氏に対する不満を口にしていたと述べた。別の関係者によると、ギャバード氏の後任候補について側近に意見を求めたという。
ラトニック氏はトランプ氏の個人的な友人でもあるが、トランプ氏の一部側近が非公式に解任を働きかけているという。ラトニック氏は最近、少女買春斡旋などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏との関係を巡り改めて批判にさらされている。
ホワイトハウスのデービス・インゲル報道官は、トランプ氏はギャバード氏とラトニック氏を「全面的に信頼している」と述べた。
トランプ氏が最終的に政権幹部の刷新を見送る可能性もある。関係者によると、トランプ氏は第1次政権で閣僚交代が頻発し、政権が混乱しているという印象を与えたことを踏まえ、閣僚の大幅な刷新には慎重だという。
それでも、ここ数週間で閣僚刷新の可能性は明らかに高まっている。トランプ氏は中間選挙までまだ時間がある今のうちに、大々的な刷新をやりたいと考えていると関係者は指摘する。
ホワイトハウスの高官からは、「大規模で劇的な刷新」ではなく「的を絞った刷新」になるとの見方や、1日の演説が不発に終わった以上、何もしないことは政治的にリスクとの指摘が出ている。「端的に言えば、私が聞いた話に基づけば、ボンディ氏は最後ではない」と別のホワイトハウス高官は語った。





