才能を「発揮できる人・できない人」を分ける、ただ1つの違いとは? 才能を整理し、生かす方法

2025年12月11日(木)16時08分
flier編集部

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株式会社TALENT代表で『才能のトリセツ』の著者でもある佐野貴さん(flier提供)

才能は「他者との関係性」で発揮される

──本書の「才能とは他者との関係性のなかで発揮される」という一節が心に響きました。この言葉にはどんな想いが込められているのでしょうか。

それは嬉しい感想です。『才能のトリセツ』は「関係性」というキーワードに出合わなければ書けなかったと思っています。実は、才能研究を始めた頃は、「一人ひとりが才能を発揮できれば、社会全体が幸せになる」と考えていました。ですが、各自のでこぼこがパズルのように噛み合うことは難しく、関係性をよくする土壌づくりが重要だと気づいたんです。


株式会社TALENTでは企業の組織開発を支援していますが、うまくいっている組織には共通点があります。それは、人間関係が尊重され、相互協力の文化が根づいていること。逆に、新しいメンバーが加わったことで他の才能が発揮されなくなる組織も見てきました。

ここから言えるのは、関係性が環境をつくるということ。どれだけ素晴らしい才能があっても、安心して表に出せる関係性がなければ埋もれてしまう。この発想は、TALENTのパーパス「あふれる才能の輝きで、世界を幸せで満たす。」にもつながっています。

──関係性をよりよくするための方法論はありますか。

組織やチームで才能を発揮するために重要なのは「バリュー(価値観)づくり」です。これは、チームで合意された判断基準のこと。たとえば、物事を速く進めたい人と慎重に進めたい人がぶつかったとき、進め方のバリューがなければいずれかの才能が抑圧されてしまう。だけど、「スピード重視」のバリューがあれば、それを指針にして互いに歩み寄れるんです。

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