未来の「世界と日本」はどうなっているか...有識者たちが本気で予測した「未来社会」を考える8冊
「持続可能な社会」のヒントが見つかる本
『サーキュラー・エコノミー』
著者:中石和良
出版社:ポプラ社
要約を読む
持続可能な社会を実現するには、個人の努力も欠かせませんが、企業の取り組みはそのインパクトの大きさから、より強く求められています。SDGsを達成するためには、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)への移行が不可欠です。
本書では、ナイキ、フィリップス、テラサイクルといった世界的企業の事例に加え、日本国内でサーキュラー・エコノミーを実践している企業の取り組みも多数紹介されています。
そもそも日本は、古くからリサイクルや資源の効率的な活用に取り組んできた国です。江戸時代にはすでにゴミの集積所が設けられ、分別や再利用も行われていました。日本人には、循環型の暮らしを自然に受け入れられる伝統と気質がある──著者はそう語っています。
2025年の大阪・関西万博を迎える今こそ、私たちが未来の社会を見つめ直す絶好のタイミングかもしれません。持続可能な社会へのヒントを、この一冊から見つけてみてはいかがでしょうか。
flier編集部
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