書籍の「作り手」である出版社の担当者たちが、いま読者にイチオシする本(23年2月)
森信三 運命をひらく365の金言
『森信三 運命をひらく365の金言』
著者:森信三
編集:藤尾秀昭
出版社:致知出版社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
ビジネスリーダーをはじめ、多くの方が座右の書とする『修身教授録』の著者・森信三先生(1896~1992年)。深い人生経験から発せられる言葉は、読み手の心を激しく揺さぶらずにはおきません。
その森先生が2022年に没後30周年を迎えられるにあたり、膨大な著作から語録集の決定版が作れないかと考えました。机上でじっくり向き合い、一語一語を噛み締めるように読み進めることができる本。ずしりとした重みを手に感じながらも、圧迫感を抱くことがないよう、文字を敢えてぎっしり埋めず、意識的に余白を多くしていきました。
編集作業を進める過程で、私自身が鼓舞された言葉も少なくありません。
「人間は自己に与えられた条件をギリギリまで生かすという事が、人生の生き方の最大最深の秘訣」(11月30日)
一語一語、念を込めるように選び抜いた365の言葉が、文字通り、皆さまの運命をひらく力となれば大変嬉しく思います。
(致知出版社 書籍編集部 小森俊司)
世界のエリートが学んでいる 印象管理の教科書
『世界のエリートが学んでいる 印象管理の教科書』
著者:吉村ひかる
出版社:自由国民社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
印象管理とは、端的に言えば「自分の実力や魅力が相手に正確に伝わるように、自らの印象を管理=マネジメントすること」です。
あくまでもポジティブに主体的に、「自分自身を伝える」「自分らしさを表現する」ための手法です。世界の特に先進国では当たり前のように用いられていますが、日本ではまだ浸透しているとは言えません。
本書の著者は国際イメージコンサルタントとして10万人以上のクライアントの印象管理をサポートしてきました。そのノウハウをもとに、Appearance(外見)、Behavior(所作)、Communication(コミュニケーション)の3つをどのようにコントロールすればよいかをわかりやすく解説していただきました。
どんな状況でも常に最高のパフォーマンスを発揮できるハンドブックとして、本書をお薦めいたします。
(自由国民社取締役編集局長 竹内尚志)