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エプスタイン事件をどうしても隠蔽したいトランプを、MAGA派がどうしても許せない理由
共和党の政治家にとって、この数字はトランプ拒否の許可証だ。内部情報によれば、ホワイトハウスはエプスタイン関連法案が上下両院で予想以上に素早く可決されたことに衝撃を受けているという。
今や負の連鎖反応がトランプを追い込みつつある。トランプのような「ボスキャラ」にとって、最大の脅威は嘲笑だ。そもそも嘲笑こそ、政治家トランプの原点だった可能性が高い。2011年、当時のオバマ大統領がホワイトハウスの晩餐会で、オバマの出生地疑惑を攻撃していたトランプ(本当はケニア生まれで大統領になる資格がないと主張)を満座の笑いものにしたことがあった。その4年後、トランプは大統領選出馬を宣言する。
トランプが支持基盤の大半にカルト的な影響力を行使できた背景には、アメリカ社会の2つの文化的潮流がある。スキャンダルへのメディアの執着と、エリート体制に対する陰謀論的反発だ。トランプは人類史上いかなる政治家よりも効果的にそれを武器に変え、世界最強国家の最強政治家に上り詰めた。エリート向けメディアがエリート体制に奉仕するという構図にうまく合致することに目を付け、民主党体制内の小児性愛者が子供たちを食い物にしているというQアノンの陰謀論とさりげなく連携した。
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