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『ウォーキング・デッド』が犯罪学や社会学の「素晴らしい教材」と言える理由
『ウォーキング・デッド』では、日本の城のように、周囲に堀を巡らすのではなく、高い壁を築くことで、ゾンビの侵入を防ごうとしている。極めて、非日本的な発想だ。『ウォーキング・デッド』へと受け継がれている「城壁都市のDNA」は、海外において、「犯罪機会論」の普及を強力に推し進めてきた。
しかし、残念ながら日本では、城壁都市の未経験が災いして、「犯罪機会論」の普及が阻害されている。防犯対策において、トイレや公園のゾーニングが中途半端なのも、施設のゾーン・ディフェンスが低調なのも、城壁都市の未経験が原因である。
たかがドラマ、されどドラマ。良質な作品には、犯罪学や社会学のエッセンスがちりばめられていることが、確かにある。「実践なき理論は無力であり、理論なき実践は暴力である」とは、自作の座右の銘だが、ドラマも、ここでいう「実践」の一つなのかもしれない。
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