コラム

高まる「トランプ的」ローマ教皇の待望論...改革派フランシスコ教皇への「反発のマグマ」が噴出か

2025年04月24日(木)11時31分

教皇の死は内部の権力闘争を浮き彫りに

英紙ガーディアン(22日付)は「バチカンの権力闘争:コンクラーベから『反フランシスコ派』の教皇が誕生するか。フランシスコの死は彼の在位期間を通じて特徴的だった内部の権力闘争を浮き彫りにするだろう」と報じている。

総勢250人を超える枢機卿のうち80歳以上はコンクラーベに参加できない。参加資格のある枢機卿は135人に絞られる。フランシスコはこのうち108人を世界中から登用した。このため「『反フランシスコ』派の教皇が選出されるのは難しい」とバチカンに詳しい専門記者はみる。

同紙によると、フランシスコの選出は保守派を激怒させた。新しいスタイルでローマ・カトリック教会の指導権を握る特権に真っ向から挑んだためだ。フランシスコが痛烈に批判してきた敵対者の派手な服装の下から「反フランシスコ派」の怨念が噴き出そうとしている。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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