イタリア、トランプ氏の教皇批判に反発 メローニ首相「容認できず」
イタリアのメローニ首相は13日、トランプ米大統領がローマ教皇レオ14世を批判したことは「容認できない」と述べ、国内の与野党の政治家と足並みをそろえて教皇を擁護した。トランプ氏と親密な関係を築いてきたメローニ氏がトランプ氏を公に非難するのは極めて異例で、ローマ教皇に対する非難を巡るイタリア国内の強い反発が浮き彫りになった。2025年7月撮影(2026年 ロイター/Vatican Media/Francesco Sforza/Handout via REUTERS)
Crispian Balmer
[ローマ 13日 ロイター] - イタリアのメローニ首相は13日、トランプ米大統領がローマ教皇レオ14世を批判したことは「容認できない」と述べ、国内の与野党の政治家と足並みをそろえて教皇を擁護した。トランプ氏と親密な関係を築いてきたメローニ氏がトランプ氏を公に非難するのは極めて異例で、ローマ教皇に対する非難を巡るイタリア国内の強い反発が浮き彫りになった。
メローニ氏は「教皇に向けられたトランプ大統領の言葉は受け入れられない。教皇はカトリック教会の長であり、平和を訴え、あらゆる戦争を非難するのは正当で当然だ」と表明。サルビーニ副首相も「教皇は数十億人の精神的指導者で、誰よりも平和を求めている。教皇を攻撃することは賢明でも有益でもない」と述べた。
中道左派のレンツィ元首相も「これほど露骨なローマ教皇に対する攻撃が見られたのは、何世紀も前のことだ」とし、カトリック信者であろうとなかろうと、教皇を擁護することが重要と指摘。「教皇は『橋を架ける存在』だ。一方のトランプ氏は、関係や文明を破壊する存在だ。トランプ氏のような人物は現れては消えていくが、教皇は永遠に存在する」と語った。
イタリアには「教皇に逆らう者は滅びる(chi mangia papa crepa)」ということわざがある。バチカン文化教育省の次官で司祭のアントニオ・スパダロ氏は、トランプ氏の攻撃はむしろ自身の弱さを示しているとの見方を示した。
トランプ氏 nL6N40W0AJは12日、自身の外交・移民政策をレオ14世が批判したことを受け、教皇は犯罪対策に「弱腰」だなどと非難。自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「教皇レオは犯罪対策に弱腰で、外交政策においても最悪だ」と投稿したほか、イエス・キリストに自身を似せたように見える人工知能(AI)で作成されたとみられる画像 nL6N40W13Gも投稿。画像はその後削除されたが、トランプ氏に対する批判が広がっている。





