ドイツ、連邦・州のドローン防衛を統合 ベルリンに初の拠点

　ドイツ内務省は１７日、連邦政府と各州のドローン（無人機）防衛を統合し、その中心となる施設「ＧＤＡＺ」をベルリンに開設したと発表した。写真は施設の開所式に出席したドブリント内相。ベルリンで代表撮影（２０２５年　ロイター）

[ベルリン １７日 ロイター] - ドイツ内務省は１７日、連邦政府と各州のドローン（無人機）防衛を統合し、その中心となる施設「ＧＤＡＺ」をベルリンに開設したと発表した。スパイ行為や破壊工作のリスクの高まりに対して防衛力を強化する取り組みの一環。

施設を視察したドブリント内相は、連邦と州が緊密に連携して専門知識を結集し、状況認識を共有すると述べた。

ドローンは欧州各地で目撃され、ロシアが運用している可能性が指摘されている。

ドイツでは、今回の施設開設まで、ドローン探知と対策の取り組みがさまざまな機関に分散していた。 現在はこの施設で、連邦と州の警察機関が２４時間、安全保障上の脅威に連携して迅速に対応している。