USAID解体は「驚愕」、首席補佐官が米誌インタビューで批判
12月17日 米ホワイトハウスのワイルズ首席補佐官(写真)は米誌バニティ・フェアのインタビューで、第2次トランプ政権発足直後に行われた国際開発局(USAID)の解体について「驚愕した」と語り、多額の援助停止を批判した。写真は9月22日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で撮影(2025年 ロイター/Al Drago)
Humeyra Pamuk
[ワシントン 16日 ロイター] - 米ホワイトハウスのワイルズ首席補佐官は米誌バニティ・フェアのインタビューで、第2次トランプ政権発足直後に行われた国際開発局(USAID)の解体について「驚愕した」と語り、多額の援助停止を批判した。
ワイルズ氏は16日に掲載されたインタビュー記事で、トランプ大統領の側近として連邦政府縮小を担った実業家イーロン・マスク氏が人道支援を担うUSAIDを解体したことは「人々にとって恐ろしいこと」だったと指摘。
USAIDの活動を「浪費と乱用」とこき下ろしたトランプ氏と異なり、ワイルズ氏はその業務を評価し、「最初は驚愕した。政府に関心を持ち、USAIDに関心を持ったことのある人なら誰でも、私と同じように彼らがとても良い仕事をしていると信じていたからだ」と述べた。
また、「彼(マスク氏)は機関を閉鎖し、全員を解雇し、締め出し、そして再建する方が得策だと判断した。私ならそうはしない」と批判した。政府効率化省(DOGE)を率いたマスク氏は、連邦職員数万人を解雇したほか、数千件に上る政府補助金を停止した。
記事掲載後、ワイルズ氏はXで「不誠実な中傷記事だ」とし、重要な文脈が省略されていると訴えた。





