ゼレンスキー氏、大統領選巡り議員と協議 他国からの圧力拒否
写真はウクライナのゼレンスキー大統領。キーウで12月4日撮影。 REUTERS/Valentyn Ogirenko
[10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、大統領選を実施する法的諸問題などについて議会と協議したと述べ、米国などにこの問題で圧力をかけないよう求めた。
ゼレンスキー氏は前日、米欧などが投票の安全を確保できれば3カ月以内に大統領選を実施する用意があると表明していた。
ゼレンスキー氏はビデオ演説で、議員らと「実質的な協議」を行ったと述べ、「ウクライナに対する憶測は一切許さない」と言明。
「ワシントンの主要なパートナーなどが、ウクライナの選挙、特に戒厳令下での選挙についてこれほど具体的に発言するのであれば、ウクライナとしてあらゆる疑問と疑念に法的に回答しなければならない」と述べた。
ウクライナでは戦時中の選挙は法律で禁止されているが、昨年に任期が満了したゼレンスキー氏は、トランプ氏から選挙を実施するよう新たな圧力を受けている。またロシアのプーチン大統領も、選挙を行っていないとしてゼレンスキー氏を「非合法な」交渉相手と非難している。





