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米、台湾・南シナ海での衝突回避に同盟国に負担増要請 安保戦略

2025年12月06日(土)03時35分

2025年8月13日、南シナ海で撮影。REUTERS/Adrian Portugal

Trevor Hunnicutt

[5日 ロイター] - トランプ米政権はこのほど公表した「国家安全保障戦略(NSS)」で、中国との台湾や南シナ海を巡る衝突を回避するため、米国の同盟国の軍事力を強化する方針を示した。

国家安全保障戦略は政権の外交・安全保障分野の基本方針を示すもので、11月に作成され、最近オンラインで公開された。それによると、台湾を巡る衝突の抑止と軍事的優位の維持を優先事項に掲げ、「日本から東南アジアに至る地域で侵略を阻止できる軍事力を構築する」と表明。

米軍だけで担うことはできないため、同盟国が一段の負担を引き受け、集団的な防衛のために一段の支出を行わなければならないとし、こうした取り組みを行えば米国と同盟国は「台湾を制圧しようとする試み」のほか、「台湾の防衛を不能にする行動」を阻止することができるとした。

このほか、「潜在的な敵対勢力」が海上封鎖などを実施することを防ぐとし、このために海軍力の強化が不可欠になると指摘した。

今回の国家安全保障戦略は29ページから成り、トランプ大統領の署名入りの前書きも含まれている。トランプ氏は前書きで「米国が人類史上最も偉大で成功した国家であり続けるための道筋だ」とした。

ロイター
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