米民主党系サンダース議員、人員削減巡りアマゾンに説明要求
10月28日、米民主系無所属のサンダース上院議員は、米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏(写真)に宛てた書簡で、業務の自動化による人員削減の可能性について説明を要求した。10月3日、トリノで撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
Greg Bensinger
[サンフランシスコ 28日 ロイター] - 米民主系無所属のサンダース上院議員は28日、米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏に宛てた書簡で、業務の自動化による人員削減の可能性について説明を要求した。
米紙ニューヨーク・タイムズは今月、アマゾン幹部が同社倉庫の従業員をロボットに置き換えることにより、最大50万人の雇用削減を見込んでいると報じていた。アマゾンは約155万人を雇用しているが、そのうち大半は時給労働者だ。
サンダース氏は書簡で「アマゾンが大規模な自動化に成功すれば、全米のブルーカラーの労働者に重大な影響を与える」と警告。ロボットによる労働力の代替を「全米の大企業がモデルにする可能性が高い」と訴えた。
またサンダース氏は、直近数日間で明らかになった同社の人員削減策を巡り、解雇される従業員への退職金支給額や医療保険の継続可否を尋ねた。
ロイターは27日、アマゾンが最大3万人規模の人員削減を計画していると報道。同社は28日に公開した従業員向け書簡で、約1万4000人の削減を発表していた。





