独ＩＦＯ業況指数、10月は88.4へ上昇 予想上回る

　独ＩＦＯ経済研究所が２７日発表した１０月の業況指数は８８．４と、前月の８７．７から上昇した。写真は独自動車大手メルセデス・ベンツの工場。６月４日、ドイツのラシュタットで撮影（２０２５年　ロイター/Christoph Steitz）

[ベルリン ２７日 ロイター] - 独ＩＦＯ経済研究所が２７日発表した１０月の業況指数は８８．４と、前月の８７．７から上昇した。ロイター調査のアナリスト予想（８８．０）を上回った。

ＩＦＯの調査責任者クラウス・ボールラーベ氏は「ドイツ企業はまだ景気回復への希望を捨てていない」と述べた。「工業、建設、サービス業など全セクターで期待が高まっている。鉱工業受注には明るい兆しが見え、落ち込みは止まったようだ」と語った。

ＩＦＯの調査によると、企業は足元の事業環境には満足していないものの、今後数カ月の見通しは改善している。