米、ザンビア・マラウイの一部渡航者に最高1.5万ドルの保証金義務化

トランプ米政権は、ザンビアとマラウイからの観光・商用ビザ申請者に対し、2週間後に開始される試験プログラムに基づき最高1万5000ドルの保証金支払いを義務付けると発表した。写真はニューヨーク市のジョン・F・ケネディ空港で5月撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
Humeyra Pamuk
[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米政権は、ザンビアとマラウイからの観光・商用ビザ申請者に対し、2週間後に開始される試験プログラムに基づき最高1万5000ドルの保証金支払いを義務付けると発表した。
国務省は「2025年8月20日以降、これらの国が発行したパスポートで渡航し、B1/B2ビザの取得資格があると判断された市民または国民は、ビザ面接時に決定された5000ドル、1万ドル、または1万5000ドルの保証金を支払わなければならない」と述べた。
ビザの超過滞在率が高い国からの渡航者に米国領事館職員の裁量で保証金を課すこのプログラムは、4日付の連邦官報で公表されたが、国名は明らかにされていなかった。
国務省報道官は4日、対象国は「高い超過滞在率、審査・身元確認の不備、居住要件なしの投資による市民権取得に関する懸念、外交政策上の配慮」に基づいて特定されると説明。また対象国のリストは随時更新される可能性があると述べた。
保証金は渡航者がビザの条件に沿って出国する際に返還される。