景気判断「緩やかに回復」維持、個別では企業収益を11カ月ぶり上方修正=2月月例報告
東京スカイツリー。2023年9月20日、東京都内で撮影。REUTERS/Issei Kato
Tetsushi Kajimoto
[東京 25日 ロイター] - 政府は25日に公表した2月の月例経済報告で、「景気は緩やかに回復している」との総括判断を据え置いた。判断の維持は18カ月連続。個別項目では、好調な決算などを踏まえて「企業収益」の判断を11カ月ぶりに引き上げた。
2月の総括判断は「米国の通商政策による影響が残るものの、緩やかに回復している」となった。前月は米通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるとしており、2月は5カ月ぶりに表現に修正が加わったが、総括的な景気判断に変更はなかった。
個別項目で判断が変わったのは企業収益のみで、前月の自動車産業などへの影響により「改善に足踏みがみられる」から、2月は「影響は残るものの改善の動きがみられる」に修正された。内閣府の担当者によると「10─12月期の決算が好調だったことが上方修正の要因」という。
表現が変更となったのは消費者物価で、足元の物価安定に伴い前月の「上昇している」から「このところ上昇テンポが緩やかになっている」に変わった。消費者物価の表現変更は15カ月ぶり。総務省が発表した1月の全国消費者物価指数は、ガソリン価格の下落幅拡大や食料の伸び率縮小により前年比の伸びが2024年1月以来の小ささだった。
景気の先行きについては、引き続き物価動向や米国の通商政策を巡る動向など下押しリスクに留意する必要があるとしている。
※〔表〕月例経済報告の景気判断の推移はをクリックの上、ご覧ください。
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