午後3時のドルは158円半ばで売買交錯、けん制発言で円安小康
1月15日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からほぼ変わらずの158円半ばで売買が交錯した。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2026年 ロイター/Murad Sezer)
Shinji Kitamura
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からほぼ変わらずの158円半ばで売買が交錯した。前日に片山さつき財務相らから円安けん制発言が相次いだことで、最近の円安の流れは一服となった。しかし市場では、円安へ振れやすい環境に変化はないとして、警戒ムードが緩和すれば再び円売りが強まる可能性があるとの指摘が出ていた。
東京市場のドルは158円前半から半ばの狭いレンジ内を行き来する展開が続いた。前日に片山財務相や三村淳財務官から円安を懸念する発言が相次いだことに加え、米財務省が日本時間きょう朝方、ベセント財務長官と片山財務相との12日の会談に関する声明を発表し、「長官は為替相場の過度な変動は本質的に望ましくないことを指摘し、金融政策の健全な策定と伝達の必要性も強調した」などとしたことも、円安圧力に歯止めをかけた。
ドルは前日午前に159円半ばまで上昇して1年半ぶり高値を更新した後、海外市場で158前半まで下落した。市場では「口先介入が予想以上に効いた印象だが、日米経済のファンダメンタルズなど根本的な状況に変化はない。ドルを買い損ねていた向きが押し目買いに動いた」(みずほ証券チーフ為替ストラテジストの⼭本雅⽂氏)ことが、東京市場でのドルの底堅さにつながったという。
<米財務長官言及の韓国ウォン、早くも反落>
アジア市場では韓国ウォンの下げが目立った。前日、ベセント財務長官が韓国の具潤哲・企画財政相と会談した後、米財務省が声明で「長官は為替市場の過度な変動は望ましくないと強調」したと公表し、ウォンは1カ月ぶり安値圏から急反発したが、この日は戻り売りが活発となった。
市場では「(米韓会談の)声明では同時に対米投資協定の重要性が強調された。ウォン安圧力がかかりやすい状況に変わりはない」(国内証券アナリスト)との声が聞かれた。ウォンは昨年12月、対米ドルで16年ぶり安値圏へ下落していた。
韓国銀行(中央銀行)はこの日、政策金利を予想通り2.50%に据え置いた。中銀は2024年10月から計100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 158.43/158.44 1.1635/1.1636 184.32/184.38
午前9時現在 158.42/158.43 1.1644/1.1646 184.48/184.49
NY午後5時 158.43/158.47 1.1643/1.1646 184.47/184.56





