競争力維持へコスト削減継続=独VW・CEO
写真はフォルクスワーゲンのロゴ。7月28日に撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツ自動車最大手フォルクスワーゲン(VW)グループのブルーメ最高経営責任者(CEO)は18日、コスト削減を今後も継続する方針を示した。ベルリンで開催された同社の経営会議での発言を広報担当者が伝えた。ブルーメ氏は2026年の優先事項の一つに「財務」を掲げ、「目下の任務は、長期的に競争力を維持するため、コストを削減し続けることだ」と述べたという。
同担当者によれば、アントリッツ最高財務責任者(CFO)も、VWが今後成功するには、より少ない経営資源からより多くの収益を生み出す必要があると説明。「さらに厳格なコスト管理と投資規律が必要だ」と話し、電気自動車(EV)の利益率改善や固定費・製造コストの大幅減、新技術開発への集中投資を目指す計画を示したという。
VWは24年12月、30年までに3万5000人の雇用を削減することなど、独国内での事業を大幅に再編することで労働組合と合意した。





