ニュース速報
ビジネス
SBI新生銀行の初値1586円、公開価格を9.3%上回り「無難な出だし」
2025年12月17日(水)10時25分
[東京 17日 ロイター] - 17日の東京市場で、東証プライム市場に新規上場したSBI新生銀行の初値は1586円となり、公開価格を9.37%上回った。新規株式公開(IPO)の公募・売出価格に基づく想定時価総額は約1兆2980億円で、今年最大規模となる。
市場では「銀行株に追い風が吹く中、売り出し株数が多い割に公開価格を上回る初値となり、無難な出だしといえる」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との見方が聞かれる。先行きの値動きは、日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見を今週末に控える中で「ほかの銀行株と同様、今後の利上げパスへの思惑次第だろう」(窪田氏)という。
株式の売り出しとともに新株も発行。手取り額の1230億円は運転資金として活用し、中期経営計画で掲げる法人営業や住宅ローンなど4分野の拡大に充てる。自己資本を強化しつつ、事業規模と収益性の向上を目指す。





