NZ政策金利、26年通じて低水準にとどまる見通し= 中銀総裁
Lucy Craymer Renju Jose
[ウェリントン 17日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のブレマン総裁は17日、政策金利が来年を通じて低水準にとどまる可能性が高いとの見方を示した。市場は来年2回の利上げを織り込んでいる。
ブレマン氏は現地紙ニュージーランド・ヘラルドに対し、11月の声明で示した政策金利の軌道は「依然として有効」だと述べた。
「住宅ローン金利が急速に上昇すれば、家計は必要以上に慎重になるリスクがある」とし、「健全な(景気)回復を確認し、回復が持続することが重要だ。過去3年間の非常に弱い成長から抜け出そうとしているところだ」と述べた。
ブレマン氏は15日の声明で、金融市場は政策金利に関する中心的な予想が示唆する以上に引き締まっているとし、政策金利はしばらくの間、現行水準にとどまる可能性が高いと述べていた。
声明を発表した理由について、同氏は17日、ラジオ・ニュージーランドのインタビューで、市場の反応が中銀の予想と異なると市場が理解することが重要と考えたためだと説明した。
来年2月の次回金融政策決定会合までに国内総生産(GDP)とインフレ指標が発表されることに言及し、「短期的にもう1回利下げを行う可能性はわずかながらまだある」とも述べた。
さらに、11月と2月の会合の間隔がかなり長いため、会合の回数を現在の年7回から8回に増やしたいとの考えを示した。





