エアバス機、1日にほぼ通常運航へ 不具合ソフトの更新進む
12月1日 各国で欠航などの影響が出た欧州航空機大手エアバスの主力機「A320」シリーズの不具合問題は、当初予想よりも迅速にソフトウエアの更新が進み、1日にはほぼ通常運航に戻りつつあるという。写真はエアバスのロゴ。ドバイの航空ショーで11月17日撮影。(2025年 ロイター/Amr Alfiky)
Tim Hepher Allison Lampert David Shepardson
[パリ 1日 ロイター] - 各国で欠航などの影響が出た欧州航空機大手エアバスの主力機「A320」シリーズの不具合問題は、当初予想よりも迅速にソフトウエアの更新が進み、1日にはほぼ通常運航に戻りつつあるという。
ソフト更新の対象は世界で約6000機に上り、運航中のA320シリーズの半数超に及んだ。ただ複数の航空会社は、影響を受ける航空機の数とエアバスが当初1機当たり約3時間としていた作業時間を下方修正した。
ある業界関係者は11月30日、影響を受ける航空機の総数は「かなり減った」と語った。エアバスはこの問題を発表した28日の声明以外は情報を明らかにしていない。
同社はこの声明で、最近発生したA320系統機の事案により、強い太陽放射が飛行制御に不可欠なデータを破損させる可能性があることが判明したと説明していた。[]
ジェットブルー航空は11月30日遅く、影響を受けた150機のうち137機について1日までに復帰作業を完了する見込みであり、同日には約20便を欠航する予定だと明らかにした。
一方、対応に時間がかかるケースもあり、コロンビアのアビアンカ航空は12月8日まで予約停止を継続する。





