中国製造業ＰＭＩ、11月は8カ月連続50割れ 非製造業も3年ぶり縮小

　中国国家統計局が３０日発表した１１月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は４９．２と、景況拡大・縮小の分かれ目となる５０を８カ月連続で下回った。江蘇省南通の工場で２０１９年６月撮影（２０２５年　ロイター）

［北京　３０日　ロイター］ - 中国国家統計局が３０日発表した１１月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は４９．２と、景況拡大・縮小の分かれ目となる５０を８カ月連続で下回った。厳しい構造改革を進めるか、内需押し上げのため追加刺激策を打ち出すかという当局のジレンマを浮き彫りにした。

製造業ＰＭＩは１０月の４９．０からは上昇した。アナリスト予想は４９．２だった。

新規受注と新規輸出受注のサブ指数はともに１０月から改善したが、依然として５０を下回った。

サービス業と建設業を含む非製造業ＰＭＩは１０月の５０．１から４９．５に低下し、２０２２年１２月以来初めて５０を下回った。

サービス業ＰＭＩは１０月の連休による押し上げ効果が薄れる中、２４年９月以来初めて５０を下回り、２３年１２月以来の低水準となった。