米9月小売売上高0.2％増、予想下回る ＥＶ駆け込み需要反動で減速

米ニューヨーク・マンハッタンのスーパーマーケット（2022年3月28日撮影）。REUTERS/Andrew Kelly

［ワシントン　２５日　ロイター］ - 米商務省が２５日発表した９月の小売売上高（季節調整済み）は前月比０．２％増加した。市場予想の０．４％増を下回り、最近の力強い伸びから一息つく形となった。

８月分は０．６％増から改定されなかった。

９月末の電気自動車（ＥＶ）税額控除終了を前にした駆け込み購入を背景に、売上高の伸びは過去数カ月加速していた。売上高の減速は、第３・四半期の個人消費が持ち直したというエコノミストらの見方を変える可能性は低いとみられる。

自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除くコアの小売売上高は０．１％減少。８月は０．６％増と、当初発表の０．７％増から下方改定された。

同指標は当初、１０月中旬に発表される予定だったが、政府機関の一部閉鎖により延期されていた。