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米ギャップ、8─10月は既存店売上高・利益が市場予想上回る

2025年11月21日(金)13時49分

写真はギャップのロゴ。2021年7月にパリで撮影。REUTERS/Sarah Meyssonnier

Neil J Kanatt

[20日 ロイター] - 米カジュアル衣料大手ギャップが20日発表した2025年第3・四半期(8─10月)決算は、既存店売上高と利益が市場予想を上回った。主力の「オールドネイビー」と「バナナ・リパブリック」の両ブランドでマーケティング活動が強い需要を喚起し、業績に寄与した。

既存売上高は前年同期比5%増となり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の3.26%増を上回った。

ブランド別の既存店売上高はオールドネイビーが6%、ギャップブランドが7%それぞれ増えた。バナナ・リパブリックは4%増だった。

総売上高は3%増の39億4000万ドルで、アナリスト予想の39億1000万ドルを若干上回った。

調整後1株利益は0.62ドルで、アナリスト予想の0.59ドルを超えた。

ギャップはディズニー、ネットフリックス、ユニバーサル・ピクチャーズなどと提携した限定商品の投入などで売り上げの拡大を図っている。

多国籍のガールズグループ「キャッツアイ」起用のデニム商品や、オーストラリアのシンガーソングライター、トロイ・シヴァンを起用したキャンペーンなどがZ世代の消費者との関連性を強めるのに役立った。

関税の影響について同社は、年間営業利益率を100─110ベーシスポイント(bp)押し下げるとの従来見通しを維持した。

2024年時点で商品全体のうち中国から調達する商品の割合は10%未満だった。リチャード・ディクソン最高経営責任者(CEO)は5月、25年末までに中国への依存度を3%未満に抑える見通しを示している。

ロイター
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