英ＢＰ、第3四半期の利益が予想を上回る 潤滑油部門売却に言及せず

2010年11月2日、ロンドンのガソリンスタンドで撮影。 REUTERS/Suzanne Plunkett/File Photo

Shadia Nasralla　Stephanie Kelly

[ロンドン ４日 ロイター] - 英石油大手ＢＰが４日発表した第３・四半期決算は、実質ベースの利益が予想を上回った。原油価格が下落したものの、精製マージンが改善した。

ただ、負債削減に向けた２００億ドルの資産売却計画の目玉とされていた、潤滑油部門カストロールの売却手続きについては、新たな情報を提供しなかった。

調整後の純利益は２２億１０００万ドル。同社がまとめたアナリスト予想の平均２０億２０００万ドルを上回った。前年同期は２２億７０００万ドルだった。

マレー・オーキンクロス最高経営責任者（ＣＥＯ）は、今年の資産売却額が約５０億ドルに達するとの見通しを示した。

第３・四半期のブレント原油の平均価格は、前年同期の水準を１３％下回った。

顧客・製品部門は、精製マージンの改善を背景に１７億ドルの利益を計上した。前年同期の３億８１００万ドルを大幅に上回った。

第３・四半期の営業キャッシュフローは７８億ドルで、前年同期の６８億ドルを上回った。