ニュース速報
ビジネス

米コムキャスト、7─9月期は減収 テーマパークや映画人気も広告減

2025年10月31日(金)03時36分

米メディア大手コムキャストが30日発表した2025年7─9月期決算は売上高が前年同期比3%減の311億9800万ドルだった。8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[30日 ロイター] - 米メディア大手コムキャストが30日発表した2025年7─9月期決算は売上高が前年同期比3%減の311億9800万ドルだった。LSEGがまとめた市場予想307億2000万ドルは上回った。24年の五輪開催に伴い高水準だった広告収入が大幅に減った一方、テーマパークの人気上昇や映画「ジュラシック・ワールド」最新作の興行収入が業績を支えた。調整後1株当たり利益は1.12ドルで、市場予想を上回った。

米国内での競争が激化する中、中核であるネットワーク事業強化のため、料金体系の簡素化や、モバイルとネットを組み合わせたサービスに注力している。7─9月期にブロードバンド契約者は10万4000件減少。ファクトセットがまとめた予想は14万3200件減だった。一方、携帯電話契約者は41万4000件増え、増加数は過去最高だった。

テーマパーク部門の売上高は19%増。「ヒックとドラゴン バーク島」などをテーマとしたパーク「エピック・ユニバース」がけん引した。スタジオ部門は6%増の30億ドル。7月に公開された「ジュラシック・ワールド 復活の大地」の世界興行収入は約9億ドルで、増収に寄与した。

7月に値上げしたストリーミングサービス「ピーコック」について、有料会員数は4100万人を維持した。損失は前年同期の4億3600万ドルから2億1700万ドルに縮小した。

広告収入は12.5%減だった。

コムキャストが米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の資産買収に関心を示していることを、関係者の話として先週ロイターが報じている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米中、船舶入港料1年停止へ 首脳会談で合意

ワールド

コインベース、第3四半期は大幅増益 取引量増加で

ワールド

アップルCEO、年末商戦iPhone販売好調予想 

ビジネス

米国株式市場=下落、AI支出増でメタ・マイクロソフ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面に ロシア軍が8倍の主力部隊を投入
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 9
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 10
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中