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コメルツ銀、第2四半期は14%減益 予想上回る 見通し引き上げ

2025年08月06日(水)15時54分

 8月6日、ドイツのコメルツ銀行が発表した第2・四半期決算は、リストラ費用の計上が響き、純利益が前年同期比14%減の4億6200万ユーロ(5億3509万ドル)となった。写真はコメルツ銀行のロゴ。2020年2月、フランクフルトで撮影(2025年 ロイター/Ralph Orlowski)

Tom Sims Alexander Hübner

[フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツのコメルツ銀行が6日発表した第2・四半期決算は、リストラ費用の計上が響き、純利益が前年同期比14%減の4億6200万ユーロ(5億3509万ドル)となった。

ただ、同行が公表した市場予想の3億6900万ユーロを上回った。通期見通しの一部も引き上げた。

イタリアの同業ウニクレディトは、コメルツ銀行の買収を視野に、すでに株式の20.2%を取得。コメルツ銀行は独立路線を維持するため、株主に堅調な業績をアピールし、自社株買いに着手している。

同行は最大10億ユーロの自社株買いを行うため、当局に承認を申請したと発表。ベッティーナ・オルロップ最高経営責任者(CEO)は「上半期は史上最高の営業利益を達成し、迅速に改革を進めている」と述べた。

2025年の純利益予想(リストラ費用計上後)は従来の24億ユーロから約25億ユーロに引き上げた。純金利収入の見通しも上方修正した。

同行は今年、ウニクレディトによる買収に対抗するため、主に国内で3900人の人員を削減し、利益目標を引き上げる意向を示していた。第2・四半期のリストラ費は5億3400万ユーロだった。

ロイター
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