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ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺るがす...「今後の6カ月が正念場」

PUTIN’S SECRET MELANCHOLY

2026年2月20日(金)11時50分
サム・ポトリッキオ (本誌コラムニスト、米ジョージタウン大学教授、元ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授)

モスクワのカフェで壁画を背景に日なたぼっこをする人々

モスクワのカフェで壁画を背景に日なたぼっこをする人々 AP/AFLO

大多数のロシア人は、いまだ戦争を支持しているようだが、さすがに4年もたつと「戦争疲れ」は隠せない。私が参加するグループチャットでこの手の日常的な不満は、この1年で3~4倍に増えている。

プーチン体制が今日まで続いているのは、ひとえに「反政府活動に関わらない限り、生活水準を着実に向上させる」という約束を果たしてきたからだ。しかし経済が悪化し、国民が生活の先行きに不安を抱き始めると、さすがにプーチンの支持率も低下する。


今後の6カ月が正念場に

20年にモスクワのピザ店で誕生日を祝っていた時、プーチンの支持率が大統領就任以来最低の59%に落ちたという記事を読んだ。コロナ禍への対応とそれに伴う経済的打撃への不満で、過去最低だった前年(61%)の支持率をさらに下回っていた。

しかし多くの指導者の支持率が50%を下回る欧米諸国に比べると、この59%という数字でさえ、依然として非常に高い。プーチンの現在の支持率は75~85%と推定され、欧米と比較すれば、その高さは歴然としている。

だが原油価格の下落と経済制裁の強化により、今後6カ月はプーチンにとって重大な局面となる。財政赤字が拡大し始めており、政府は増税を余儀なくされるだろう。

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