アメリカの対中大豆輸出「ゼロ」の衝撃 ──トランプ一期目から対米依存を減らしてきた中国の勝利
White House in a Bind as Soybean Sales to China Plummet to Zero

中国東部・江蘇省南通市の港で荷下ろしされた輸入大豆(2012年) Oriental Image
<アメリカ産大豆の最大の需要先が遂に消失、中国は大豆を武器にアメリカとの貿易交渉でも優位に立った>
9月下旬の国連総会の場で米財務長官スコット・ベッセントが読んでいたテキスト・メッセージの写真が、ドナルド・トランプ政権が抱える危機を露呈して関心を集めている。アメリカ産大豆の対中輸出がゼロになり、中国は代わりの大豆をアルゼンチンから調達した、という内容だ。
「取り急ぎの報告だが、非常にまずい状況だ」と、米農務長官ブルック・ローリンズが送信したとみられるメッセージにはある。「アメリカが支援したばかりのアルゼンチンが、その見返りに、穀物の輸出関税を撤廃し、価格を下げて大量の大豆を中国に売却した。本来、アメリカが中国に輸出するはずだった大豆だ。大豆価格はさらに下落し、中国は貿易交渉でますます優位になった」
AP通信のアンジェリーナ・カツァニスが撮影したこのメッセージは、ソーシャルメディアで急速に拡散した。
トランプ政権がアルゼンチンを支援するために、最大200億ドルの通貨スワップ枠やアメリカによる国債の直接購入を約束していることも、新たな疑問を呼んでいる。アメリカの支援は、アルゼンチンが輸出関税を撤廃し、100万トンを超える大豆を安く中国に輸出することにもつながったからだ。皮肉なことに、アメリカはちょうど大豆の収穫期だった。
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