最新記事
野生生物

カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」

Woman Killed in Alligator Attack While Kayaking in Florida

2025年5月12日(月)12時00分
ジェームズ・ビッカートン、シェーン・クラウチャー

フロリダでは人間がワニに襲われる事件はまれだが、毎年いくつか報告されている。

FWCによると、フロリダ州内には約130万頭のワニが生息している。人間に対する襲撃は2024年に11件、2023年には23件報告され、そのうち1件は死亡事故だった。

2023年6月には、セミノール郡のモンロー湖で男性が襲われ、腕を切断される事故が発生した。

また同年2月には、フォートピアスの高齢者施設で85歳の女性が、犬の散歩中に全長約3メートルのワニに襲われて死亡している。

FWCの記録によれば、1948年以降、ワニによる人間への襲撃は450件以上あり、そのうち約30件が死亡事故に至っている。

FWCは公式ウェブサイトで以下のように警告している。

「多くのフロリダ住民はワニとの共生に慣れているものの、衝突の可能性は常に存在します。フロリダではワニによる重傷事故はまれですが、ワニに関して心配がある場合は、FWCのフリーダイヤル『迷惑ワニホットライン』までご連絡ください。FWCは契約している捕獲業者を派遣して対応します」

「ワニにエサを与えないこと、見かけたら距離を保つこと。泳ぐ際は昼間の指定された区域内にとどまり、ペットは必ずリードにつなぎ、水辺に近づけないようにしましょう」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、対中関税「145%に戻らず」 90日停

ワールド

米中、追加関税引き下げで合意 景気後退懸念緩和で株

ワールド

トランプ氏、15日のウクライナ停戦協議に出席の可能

ビジネス

FRB利下げ期待後退、年内50bp予想に 米中関税
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 3
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王子との微笑ましい瞬間が拡散
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 6
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 7
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 8
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 9
    ロシア艦船用レーダーシステム「ザスロン」に、ウク…
  • 10
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 10
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中