カナダ与党の自由党は9日、トルドー首相の後任となる新党首にマーク・カーニー元カナダ銀行(中央銀行)総裁(59)を選出した。

党首選はカーニー氏やフリーランド前副首相兼財務相ら4人の争いになったが、カーニー氏が86%の票を集めて圧勝した。米国との貿易戦争のさなかで、近く総選挙も行われるという混乱の時期に党のかじ取りを担うことになる。

 

9年余り首相を務めたトルドー氏は支持率急落を受け、1月に辞意を表明していた。

カーニー氏はカナダ中銀のほか、イングランド銀行(英中銀)の総裁も務めた。実質的な政治経験がないまま、カナダ首相に就く初めてのケースとなるが、2カ国の主要7カ国(G7)中銀総裁を務めた経験から、自身がトランプ米大統領と相対するのに最も適した候補だと主張してきた。

党首選では、米国がカナダに課す関税と同規模の報復措置のほか、投資促進に向けた協調戦略を支持すると述べていた。また、トルドー政権下でのカナダの成長は十分ではなかったと主張した。



[ロイター]
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