最新記事
資産

世界で最も「資産額は?」と検索される人物...イーロン・マスクは本当に「史上最高の金持ち」か?

MUSK’S GOLDEN HAMSTER WHEEL

2025年3月1日(土)16時34分
アレックス・カーシュナー(スポーツライター)

彼がライバル視するのは、オープンAIのCEOサム・アルトマン。マスクはトランプ政権肝煎りのAI(人工知能)関連プロジェクトにアルトマンが加わることを必死で妨害しようとした。「陰の大統領」と呼ばれるほど絶大な影響力を行使するだけでは満足できないらしい!

つまるところマスクはどのくらい金持ちかと言えば、その答えは「人類史上最も金持ち」だが、「自分が望むほど金持ちではない」。さらに言えば、「彼の置かれた状況を考えると、南の島でのんびり余生を送れるほど金持ちではない」となる。


テスラと未上場企業全てを合わせて、マスクがどのくらい自社株を保有しているかは大ざっぱながら分かっている。手元にどのくらいキャッシュがあるかは不明だが、すぐに用意できる資金はせいぜい数十億ドルだろう。

ツイッターを440億ドルで買収した際には、複数のパートナーに出資を仰ぎ、加えて銀行から130億ドルの融資を受けた。マスクの出資額は200億ドル余りで、ロイターの分析によれば、テスラ株の売却で調達したらしい。今はオープンAIを買収する計画に執念を燃やしているが、買収資金の974億ドルを調達するために多数の出資者を募っている。

手元にあるのが「たったの数十億ドル」だとしても、マスクは神のように振る舞える。彼が関わるビジネスは(おおむね)有望のため、銀行は彼に喜んで金を貸すからだ。マスクにとっても借金生活は好都合。所得ゼロということになり税金を払わずに済む。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

国内企業物価、2月は前年比2.0%上昇 銅・金など

ビジネス

ペイペイ、米IPO価格は仮条件下限付近に 中東情勢

ワールド

IEA、過去最大の石油備蓄放出を提案 WSJ報道

ワールド

原油先物下落、IEAが過去最大の石油備蓄放出を提案
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開された皇太子夫妻の写真が話題に
  • 4
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 5
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 6
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 10
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中