最新記事

テロ

ドイツ、国家転覆画策の疑いで極右団体メンバー25人拘束 11州で警官ら3000人投入

2022年12月7日(水)18時33分

ドイツ連邦検察庁は、国家転覆を図っているとされる極右団体のメンバーおよび支持者と見られる25人を、7日早朝の一斉捜査で身柄を拘束したと発表した。写真は25人の拘束後、ベルリンで撮影した警官ら(2022年 ロイター/Christian Mang)

ドイツ連邦検察庁は、国家転覆を図っているとされる極右団体のメンバーおよび支持者と見られる25人を、7日早朝の一斉捜査で身柄を拘束したと発表した。

連邦軍事防諜庁(BAMAD)の報道官はロイターに対して、捜査対象には現役兵士1人と複数の予備兵が含まれていると説明。現役兵は特殊作戦部隊のメンバーという。

検察庁によると、容疑者らは遅くとも2021年11月末以降、自分たちのイデオロギーに基づく行動を実行するため準備。資材の調達や新規メンバーの勧誘、射撃訓練などを行っていた。

軍や警察の関係者を中心にメンバーを集めようとしていたという。

検察庁によると、国内11の連邦州での捜査には3000人以上の警察官や治安部隊が投入された。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

トランプ氏、対中関税「145%に戻らず」 90日停

ワールド

米中、追加関税引き下げで合意 景気後退懸念緩和で株

ワールド

トランプ氏、15日のウクライナ停戦協議に出席の可能

ビジネス

FRB利下げ期待後退、年内50bp予想に 米中関税
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 3
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王子との微笑ましい瞬間が拡散
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 6
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 7
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 8
    ロシア艦船用レーダーシステム「ザスロン」に、ウク…
  • 9
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 10
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 10
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中