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インド当局、国内メーカーの世界初新型コロナDNAワクチンを緊急承認 注射針使わず3回接種

2021年8月23日(月)11時11分
DNAタイプの新型コロナウイルスワクチン「ザイコブD」

ザイダス・カディラが開発した世界初のDNAタイプの新型コロナウイルスワクチン「ザイコブD」。ザイダス・カディラ社提供写真

インド規制当局は、同国後発薬(ジェネリック)メーカーのザイダス・カディラが開発した新型コロナウイルスワクチン「ザイコブD」の緊急使用を承認した。世界初のDNAワクチンで、12歳以上への接種が認められた。

今回の承認で、12月までに対象者全員の接種を目指すインドのワクチン接種計画に弾みがつく。

2回または1回の接種が必要な大半の新型コロナウイルスワクチンと異なり、ザイコブDは注射針を使わずに3回接種する。

カディラ・ヘルスケアとして上場しているザイダスは、年間1億─1億2000万回分の生産を目指しており、すでに備蓄を開始した。

ザイコブDは科学技術省傘下のバイオテクノロジー庁と共同開発した。緊急使用が認められた純国産ワクチンとしては、バーラト・バイオテックの「コバクシン」に次いで2種類目となる。

ザイダスは7月、ザイコブDがデルタ型を含む変異株にも有効と発表している。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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