最新記事

感染症対策

カリフォルニア州知事「新型コロナウイルス対応で5万病床の追加確保が必要」

2020年3月24日(火)12時42分

米カリフォルニア州のニューサム知事は、新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、患者を受け入れる病床が追加で5万床必要になっていると述べた。ロサンゼルスで撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)

米カリフォルニア州のニューサム知事は23日、新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、患者を受け入れる病床が追加で5万床必要になっていると述べた。コンピューターでモデル化して推計を出した。

知事は記者会見で、5万床のうち最大3万床は州の医療システム内の緊急調整で確保できる可能性があるものの、推計通りに患者が増加すれば、残りの2万床を新たに用意する必要があると指摘。会議施設や催事場、ホテルなど特定の施設の利用を検討していると明らかにした。

米国防総省報道官によると、23日には米海軍の病院船がサンディエゴを出発した。約1週間後にロサンゼルスに入港する見通しで、1000床の病床を提供する。

国防総省がこれまでに明らかにしたところによると、病院船の病床は新型ウイルス感染者以外の患者受け入れに充て、病院の負担軽減を図るという。

カリフォルニア州で確認された感染者は1700人超、死者は27人となっている。

ニューサム知事は、同州がウイルス検査を拡大し始めたことを受け、州内の感染者は今後「著しく増加」するとの見通しを示した。

知事はまた、州政府が新型コロナ感染者に対応する医師や看護師向けの防護具約2億個を一般市場で調達できるよう動いていると述べた。

知事はさらに、電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が生産した人工呼吸器1000個がロサンゼルスに到着し、同氏が医療団体と協力して配布に当たっていると述べた。

全米各地の州知事や市長からは、感染者の増加に対応するため連邦政府に支援を求める声が強まっている。

*内容を追加します。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・全米の新型コロナウイルス感染3万3000人超える 3州が新たに外出禁止令
・インドネシア首都は「非常事態」? 新型コロナめぐり在留邦人に緊張と混乱
・新型コロナ対策、「日本式」の特徴と評価


20200331issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB総裁、EU首脳に改革リスト提示へ 成長・競争

ワールド

ロシア、ドイツ外交官に国外退去通告 独の追放に報復

ビジネス

過度な利上げで物価と賃金の循環壊さないよう、慎重に

ビジネス

世界のM&A、1月は前年比0.6%減の2325億ド
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 2
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 5
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 6
    「反トランプの顔ぶれ」にMAGAが怒り心頭...グリーン…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中