最新記事

ロヒンギャ

ボブ・ゲルドフがダブリン市に賞返却 99年受賞のスー・チーへ抗議で

2017年11月14日(火)16時02分

11月13日、アイルランド出身のミュージシャンで政治活動家のボブ・ゲルドフ氏は、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問のロヒンギャ難民問題への対応に抗議するため、2005年にダブリン市から授与された「フリーダム・オブ・ダブリン」賞を返却した。同賞は、スー・チー氏も1999年に受賞している(2017年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

アイルランド出身のミュージシャンで政治活動家のボブ・ゲルドフ氏は13日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問のイスラム教徒ロヒンギャの難民問題への対応に抗議するため、2005年にダブリン市から授与された「フリーダム・オブ・ダブリン」賞を返却した。

同賞は、スー・チー氏も自宅軟禁下にあった1999年に受賞している。

ゲルドフ氏は国営放送RTEに対し、スー・チー氏が「大虐殺に加担した」と非難。素晴らしい人々のリストに殺人者を載せて欲しくないと訴えた。

ダブリン市長は、市議会でスー・チー氏の受賞を取り消すかどうか話し合っていると述べた。

先月には、英オックスフォード市が同氏への表彰を撤回している。

ミャンマーでは、国連が「民族浄化」と呼ぶ治安部隊による掃討作戦で、60万人を超えるロヒンギャ族がバングラデシュの難民キャンプに逃れる事態となっているが、スー・チー氏は暴力行為に反対する声を上げていない。このため、スー・チー氏への国際社会の批判が高まっており、1991年に受賞したノーベル平和賞の取り消しを求める動きも出ている。

[ダブリン 13日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英・フィンランド・オランダ、防衛巡り共同での資金・

ワールド

米ガソリン価格、1ガロン3.75ドル突破 23年1

ビジネス

トヨタが満額回答、6年連続 26年春闘

ビジネス

ウニクレディトの買収提案額は「極めて低い」=コメル
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 10
    戦争反対から一変...湾岸諸国が望む「イランの脅威」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中