アイルランド出身のミュージシャンで政治活動家のボブ・ゲルドフ氏は13日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問のイスラム教徒ロヒンギャの難民問題への対応に抗議するため、2005年にダブリン市から授与された「フリーダム・オブ・ダブリン」賞を返却した。

同賞は、スー・チー氏も自宅軟禁下にあった1999年に受賞している。

ゲルドフ氏は国営放送RTEに対し、スー・チー氏が「大虐殺に加担した」と非難。素晴らしい人々のリストに殺人者を載せて欲しくないと訴えた。

ダブリン市長は、市議会でスー・チー氏の受賞を取り消すかどうか話し合っていると述べた。

先月には、英オックスフォード市が同氏への表彰を撤回している。

ミャンマーでは、国連が「民族浄化」と呼ぶ治安部隊による掃討作戦で、60万人を超えるロヒンギャ族がバングラデシュの難民キャンプに逃れる事態となっているが、スー・チー氏は暴力行為に反対する声を上げていない。このため、スー・チー氏への国際社会の批判が高まっており、1991年に受賞したノーベル平和賞の取り消しを求める動きも出ている。

[ダブリン 13日 ロイター]
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