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ドイツ列車事故は死者10人・負傷者81人に、高速でカーブ突入か

勾配の急な斜面と河川にはさまれ救急車が近づけず、救助活動は難航

2016年2月10日(水)10時34分

またも崩れたドイツの安全神話  2月9日、ドイツ南部のバイエルン州バートアイブリング近郊で9日朝起きた列車同士の正面衝突事故による死者は10人、負傷者は少なくとも81人となった(2016年 ロイター/MICHAEL DALDER)

 ドイツ南部のバイエルン州バートアイブリング近郊で9日朝起きた列車同士の正面衝突事故による死者は10人、負傷者は少なくとも81人となった。依然として1人が行方不明で、負傷者のうち18人が重体だという。

 事故は現地時間午前6時48分(日本時間午後2時48分)に発生。通勤客約100人が乗っていた。

 事故現場は樹木が生い茂り、勾配の急な斜面と河川にはさまれているため救急車が近づけず、ヘリコプターでけが人を病院に搬送するなど救助活動は難航している。

 ドブリント運輸相は、衝突した列車は高速でカーブに突入した可能性が高く、運転手はお互いが見えていなかったのではないか、と述べた。

 警察は事故原因についてコメントを控えた。

 

[ベルリン 9日 ロイター]


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