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育児をしながら看護師の仕事も続けられる メディカルリサーチの「働く女性」の場所作り

2023年12月6日(水)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
子供を連れて出社するメディカルリサーチの従業員

子供を連れて出社する従業員の様子

<女性活躍を促進するため、働き方が不規則な医療業界での「働き方改革」を進めている>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。


◇ ◇ ◇
  

メディカルリサーチ株式会社は、医療鑑定や医学意見書作成といった司法と医療の橋渡しになる事業を主とする企業だ。同社では、女性活躍を促進した労働環境整備の一環として、出産や育児での離職が多い女性看護師が働きやすく、活躍できる場を提供している。

出産や育児で離職の多い看護師資格を持つ女性が、オフィスワークできる会社作りを推進


女性は出産や育児といったライフサイクルの影響を受けやすく、離職にも繋がりやすい。特に、女性の就業率の高い看護師は、夜勤のあるシフトや研修、激務であることも相まって、毎年就業者の10%近くが離職していると言われている。

メディカルリサーチ株式会社では、こうした看護師や医療の有資格者が、一時的であってもオフィスワークが可能な場を提供できる会社作りを行っている。同社の窓口業務を担当するのは、3年以上の臨床経験があり自身も未就学児の子供をもつ看護師という強みを活かした取り組みだ。

実際に、現在在籍している常勤職員のうち半数が、この取り組みの恩恵を受けているという。

「具体的には、未就学児がいる看護師が時短勤務でパフォーマンスを出してくれています。それ以外にもテレワークを基本として、小学生の育児との両立を図り、主力となって頑張ってくれている職員もいます」と、社長室の大角一成氏は語る。

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