アマゾンが7500万ドル投入...メラニア・トランプの映画が「空虚」すぎる理由

On Seeing “Melania”

2026年2月19日(木)17時22分
ヘザー・シュウィドル (スレート誌記者)

ワシントンで行われたプレミア上映に、夫と共に出席したメラニア

ワシントンで行われたプレミア上映に、夫と共に出席したメラニア SAMUEL CORUM/GETTY IMAGES

これはプロパガンダか

巨額の投資に隠された意図はないと、アマゾン側は主張する。同社の広報担当者によれば「本作のライセンスを取得した理由はただ1つ。消費者に受け入れられる作品だと判断した」からだ。

タイミングを考えると、その決断には激しい怒りを感じる。アマゾンは1月28日、従業員約1万6000人を解雇する計画を発表し、同社創設者ジェフ・ベゾスが所有するワシントン・ポスト紙も大量人員削減に踏み切った。そんな状況で『メラニア』をおすすめすることには葛藤がある。


だがどれほど駄作でも、いや、むしろ駄作だからこそ、この映画は見る価値がある。

昨年1月に行われた夫の大統領就任式までの20日間の軌跡──それが、本作の内容といえば内容だ(昨年1月に撮影が終了していたのなら、その後のメラニアは何をしていたのだろう?)。だがプロパガンダ映画と言い切ることには、ためらいがある。それ以上にひどい作品だからだ。

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