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ノートが、日産有史以来初のヒット車に輝いた理由とは?

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2019年1月18日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ広告制作チーム

日産ノートが誕生した背景を語ってくれた日産自動車 日本戦略企画本部リージョナルプロダクトマネージャー川底順哉(かわそこ じゅんや)氏

<2018年に最も売れた乗用車は、日産ノートだった。そこで、日産ノートの商品企画担当者である日産自動車 日本戦略企画本部リージョナルプロダクトマネージャーの川底順哉氏に、そのヒット作のコンセプトが生まれた背景を聞いた>

環境性能と安全性能を満たしたことが勝因

2018年に日本で最も売れた乗用車は、13万6324台で日産ノートだった(軽自動車を除く)。1月11日に自動車販売連盟が発表したこのニュースを聞いた時に、「なるほど」という感想を抱いた。なぜなら日産ノートは、進んだ技術によって望ましい実用車像を具現しているからだ。

車内空間の広さや運転のしやすさ、信頼性といった基本的な条件を満たしていると仮定すれば、現代の乗用車に特に強く求められるのは環境性能と安全性能のふたつである。

まず日産ノートは、ガソリンエンジンのほかにe-POWERという新しいパワートレインを採用、すぐれた環境性能を実現している。e-POWERとはエンジンで発電を行い、その電気を使って100%モーターで駆動する、ハイブリッド車ともEV(電気自動車)とも異なる新しい駆動方式だ。JC08モードで34.0km/L(e-POWER Sグレードは37.2km/L)という優れた燃費性能と、モーターだけで走る新鮮な走行感覚を特徴とする。

もうひとつの安全性能については、自動車事故対策機構による公的な予防安全性能評価で日産ノートは当時の満点を獲得、最高評価となる「ASV++」の評価を受けている。

車両や歩行者との衝突が避けられないと判断した時に作動する被害低減ブレーキや、車線からの逸脱を抑制する機能など、先進的な安全・運転支援システムが高く評価されたのだ。

このように、斬新なパワートレーンによる環境性能と、進んだ安全性能を獲得したことで、日産ノートは最も売れるクルマになった。つまり、企画段階でのしっかりとしたコンセプトがヒット作を生んだということである。ここでは、日産ノートの商品企画担当者に、こうしたコンセプトが生まれた背景を聞いた。

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斬新なパワートレーンによる環境性能と、進んだ安全性能を獲得した日産ノート

モーター走行は、省燃費だけでなく楽しさも与える

ナンバーワンヒット作の日産ノートが誕生した背景を語ってくれたのは、同社日本商品企画部でリージョナルプロダクトマネージャーを務める川底順哉氏だ。

まず聞きたいのは、日産ノートをどのようなコンパクトカーにしたいと考えたのか、という点だ。川底氏は、日産のクルマづくりの原点から語ってくれた。

「日産にはビジョンというものがあって、それは『人々の生活を豊かに』ということです。技術の日産というフレーズがありますが、技術を前面に出したいのではなくて、技術でお客様の生活を豊かにしたい、ということが私たちのやりたいことです。ノートに関しては、コンパクトで取り回しがいいとか、車内空間が広いとか、壊れないとか、どの自動車メーカーもやるところは押さえつつ、乗った人がわくわくするコンパクトカーをつくりたいと考えました」

では、日産ノートにおいて、乗った人をわくわくさせるのは具体的にどんな部分なのだろうか?

「わくわくする時って、想像以上のことを体験した時ですよね。ちょっと燃費がよくなったくらいではわくわくしません。その点、モーターで走るノートのe-POWERは、アクセルを踏んだ瞬間に背中を押されるような強い加速が味わえます。また、モーターは電気が流れた瞬間に最大の力を発揮するので、レスポンスもいい。しかもトランスミッションがないので、加速に段差がなくスムーズです。ジェットコースターや新幹線のような想像以上のフィーリングが、ユーザーの方をわくわくさせると考えました」

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