プレスリリース

東栄新薬がアガリクスの主成分β-グルカンの測定方法に関する米国特許を取得 真菌症の診断やサプリメントのβ-グルカン含有量測定などに有用

2023年01月31日(火)16時00分
東栄新薬株式会社(所在地:東京都三鷹市、代表取締役:元井 章智)は、東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で行った、当社の露地栽培アガリクスKA21株(以下、アガリクスKA21)に関する研究成果として、アガリクスの主成分であるβ-グルカン(ベータグルカン)の測定方法を確立いたしました。今回、この研究成果を受けて「β-1,6-グルカナーゼ変異体とβ-1,6-グルカンの測定方法」として米国にて特許登録が行われましたことをご報告いたします。(日本国内特許取得済み)

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_1.jpg
米国特許表紙
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_2.jpg
米国特許

■本特許について
本特許は、東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で行った、当社の露地栽培アガリクスKA21株に関する共同研究の中から発案された技術です。日本国内では2022年4月4日に特許登録されており(特許第7052967号)、今回2022年10月25日にアメリカでも特許登録されました(US11,479,803 B2)。関連する技術として、2021年10月26日に登録された特許「β-グルカン結合タンパク質、β-グルカン検出キット、人工DNAおよび細菌(特許第6966756号)」、2020年9月7日に特許出願した「β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット(特願2020-149797)」があります。(どちらも特許権者は当社 東栄新薬株式会社)


β-グルカンの測定に関連する技術として、以下への応用が期待されます。
●真菌症の診断キット
●サプリメントのβ-グルカン含有量測定


■β-グルカン(ベータグルカン)について
β-グルカンは、キノコ、カビ、酵母など真菌類の細胞壁に含まれる成分で、β-1,3-グルカンとβ-1,6-グルカンに大別されます。
β-1,3-グルカンは免疫細胞のDectin-1に結合することで免疫応答に関わる他、β-1,3-グルカンの認識システムは、医療現場で深在性真菌症の診断に応用されています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_3.jpg
アガリクスのβ-グルカン

■東栄新薬株式会社について
露地栽培アガリクスKA21株のメーカーである東栄新薬株式会社は、これまでにアガリクスKA21に関する研究開発を25年以上行い、国際論文発表数は32本とアガリクスメーカーの中でも最も多くの研究実績があります(*1)。麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、至学館大学健康科学部、順天堂大学医学部、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室などとの共同研究実績があり、露地栽培アガリクスKA21に関する様々な有益なデータを発表しています。
https://toeishinyaku.com/

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_4.jpg
東栄新薬論文発表数

(*1) 2021年3月各社ホームページ・pubmedより(自社調べ)


■東栄新薬株式会社の露地栽培アガリクスKA21
アガリクスの原産地ブラジルの大自然の中、キング・アガリクス21(=KA21)株を使用して、太陽の下、露地栽培されたアガリクス。暗所で栽培される通常のハウス栽培アガリクスに比べ、サイズは大きく育ち、ビタミンやミネラル (*2)などが多いといった特徴があります。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_5.jpg
露地栽培アガリクスKA21
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_6.jpg
アガリクスの栽培方法による違い
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_7.jpg
アガリクスの産地の比較
(*2) 日本食品分析センター調べ

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/344003/LL_img_344003_8.jpg
左:露地栽培アガリクス/右:ハウス栽培


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米GDP、第1四半期は+1.6%に鈍化 2年ぶり低

ビジネス

ロイターネクスト:為替介入はまれな状況でのみ容認=

ビジネス

ECB、適時かつ小幅な利下げ必要=イタリア中銀総裁

ビジネス

トヨタ、米インディアナ工場に14億ドル投資 EV生
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 3

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 4

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 7

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中