ニュース速報
ワールド

米陸軍精鋭部隊、数千人規模が中東展開開始 イラン作戦強化=当局者

2026年03月31日(火)03時41分

非公開の場所で、米海軍ニミッツ級空母「エイブラハム・リンカーン」の飛行甲板から発進するF/A─18戦闘機。3日撮影の提供写真。U.S. Navy/Handout via REUTERS

Idrees Ali Phil Stewart

[ワ‌シントン 30日 ロイター] - 米‌陸軍の精鋭部隊「第82空​挺師団」の数千人規模の兵士が中東地域⁠への展開を開始し​たことが30日、複数の米当局者の話で分かった。トランプ米大統領がイランに対する軍事作戦の次の対応を検討する中⁠での動きで、イラン最大の原油積み出し拠点があるペルシ⁠ャ湾​のカーグ島の制圧作戦などに投入される可能性もある。

米軍はすでに中東地域に数千人の水兵、海兵隊員、特殊作戦部隊を派遣しており、週末の間に約2500人の海兵隊員が到⁠着。当局者によると、‌追加派遣には第82空挺師団司令部の一部の⁠ほか、⁠後方支援要員や旅団戦闘団が含まれる。当局者の1人は、イラン領内への派遣については決定されていないものの、将来の‌作戦に向けた態勢強化が目的だ​と述‌べた。

こうした兵⁠力はイラ​ンとの戦闘で複数の任務に投入されると見られており、イランの原油輸出の90%が集中するカーグ島の制圧作戦などが含まれる可能性がある。‌また、トランプ政権内では、原油輸送の要衝ホルムズ海​峡を通過するタンカー⁠の安全確保のために米軍をイラン国内に派遣する案も議論されている。主要​任務は空軍と海軍が担うとみられるが、状況によってはイラン沿岸部への米地上部隊の展開につながる可能性もある。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=円が対ドルで上昇、介入警戒感が下支え

ビジネス

FRB議長「プライベートクレジット注視」 システミ

ビジネス

金融政策「良い位置」、イラン情勢の影響見極めへ様子

ワールド

戦争で世界経済に非対称ショック、物価上昇と成長減速
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 5
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 9
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 10
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中