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中国の大手銀、金利マージン縮小の鈍化見込む 海外の不確実性も指摘

2026年03月31日(火)03時37分

中国中央銀行のロゴ。2025年9月、北京で撮影。REUTERS/Maxim Shemetov

[北京/上‌海 30日 ロイター] - 中国の大手国‌有銀行は今年、満期となる高金​利定期預金の金利改定が追い風となり、収益性を示す⁠純金利マージン(NIM)​の縮小が鈍化すると見込んでいる。一方、外部環境の不確実性も指摘されている。

中国の銀行はここ数年、不動産債務危機や景気減速に伴う融⁠資需要の低迷により、NIMが圧迫されてきた。高金利定期預金の金利改定は、過去4年⁠の当​局による金利引き下げを受けたもの。

大手国有3行はNIMが概ね安定した水準を維持したと発表。中国銀行のNIMは、2025年12月末時点で9月末から横ばい。中国農業銀行は25年12月末時点で1.28%と、9月末の1.30%からやや低下した。不良債権比率は、中国銀行は25年12月末時点⁠で1.23%と、9月末の1.24%から低下。農業銀行‌は横ばいだった。

中国銀行の幹部は決算発表後の記者⁠会見⁠で「改定により預金金利が低下し、NIMにプラスの影響を与える」との見解を示した。

中国銀河証券のアナリストによると、上場している銀行の定期預金のうち約7兆8000億ド‌ルが2026年に満期を迎え、3年物預金を現行金利​でロール‌オーバー(預け替⁠え)すれば、23年の​水準と比べて約135ベーシスポイント(bp)のコスト削減になるという。フィッチ・レーティングス幹部は「利下げ局面の終盤に差し掛かると予想され、26年にはNIMの縮小が緩和される」と‌の見解を示した。

一方、米イスラエルとイランとの交戦が世界経済の成長見通し​に影を落とす中、外部⁠環境は不確実性が多いとの指摘が聞かれた。中東を含め海外拠点を有する中国銀行の幹部は、紛争​が海外支店の一部に脅威をもたらしているとし、サプライチェーン(供給網)の混乱が顧客の安全性や事業運営に影響を与えていると指摘した。

ロイター
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