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インドネシアCPI、中銀目標内に鈍化 5月は+4%
2023年06月05日(月)14時21分

6月5日、インドネシア統計局が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4%に鈍化し、中央銀行の目標レンジである2─4%に予想より早く戻った。写真はジャカルタの市場で1月撮影(2023年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[ジャカルタ 5日 ロイター] - インドネシア統計局が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4%に鈍化し、中央銀行の目標レンジである2─4%に予想より早く戻った。
CPI上昇率は国際的な食品・エネルギー価格高でインフレ圧力が強まったことから2022年6月以降、中銀の目標を上回って推移していた。ただ、中銀の計225ベーシスポイント(bp)の利上げが奏功し、昨年9月に6%近くでピークを打ってからは徐々に鈍化していた。
ロイター調査のアナリスト予想は4.22%だった。4月は4.33%。
政府が価格統制する不安定な食品価格を除いたコアインフレ率は2.66%で、前月の2.83%から鈍化した。市場予想は2.80%だった。
中銀は前回の政策決定会合で、CPIの総合指数が第3・四半期に目標レンジに戻ると予想していた。