ニュース速報

ワールド

EU、虚偽の「環境に優しい」製品に規制強化案 証明義務化

2023年03月23日(木)14時08分

 3月22日、欧州連合(EU)の欧州委員会は、企業が「環境に優しい」とする製品を域内で販売する際に具体的な証拠の提示を義務付けることを提案した。写真はEUの旗。ブリュッセルで1日撮影(2023年 ロイター/Johanna Geron)

[ブリュッセル 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、企業が「環境に優しい」とする製品を域内で販売する際に具体的な証拠の提示を義務付けることを提案した。

欧州では、衣類から化粧品、電子製品に至るまで、環境に配慮したとされる製品が出回るが、科学的根拠に乏しいものもあり、「グリーンウォッシュ(見せかけだけの環境配慮)」への対処が必要と判断した。

提案は、「天然」「環境への影響が中立」、「リサイクル素材」といったラベルを規制するもの。このようなラベルを使用するには、企業は科学的根拠に基づく評価を実施し、環境に与える重大な影響を全て評価した上で、製品が主張通りのものであることを証明するか、もしくは環境ラベル制度に基づく検証を受けることが義務付けられる。

証明なしに使用した場合は、金銭的な罰則を受ける可能性がある。

欧州委員会が2020年、150件の製品の環境に関する説明を調べたところ、53%が「曖昧で、誤解を招く根拠のない情報」だった。

ヴィルギニユス・シンケビチュウス委員(環境担当)は「企業による虚偽の主張、グリーンウォッシングはますます巧妙になっており、対応が必要だ」と指摘。今回の提案は、消費者がどの製品が本当に環境に優しいのかを識別する上で役立つとともに、偽りの主張をする企業ではなく、本当に環境に良い製品を提供する企業にプラスになると語った。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

関税返還となった場合でも米財務省には十分な資金=ベ

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米雇用統計予想下回る 円は

ワールド

米、ベネズエラと連携し石油タンカー拿捕=トランプ氏

ビジネス

米国株式市場=S&P500過去最高値、ブロードコム
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    「不法移民からアメリカを守る」ICEが市民を射殺、証…
  • 6
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 7
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 8
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 9
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 8
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 9
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 10
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中