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今年のシャンパン売上高は記録更新へ、好天で豊作=仏業界団体

2022年12月22日(木)11時07分

[ランス(フランス) 21日 ロイター] - フランスのシャンパン製造業団体によると、今年の売上高はインフレにもかかわらず記録を更新するとみられている。

シャンパンの売上高は昨年、新型コロナ関連の規制が緩和されて輸出が大きく伸びたことから、過去最高の57億ユーロ(60億5000万ユーロ)となった。

業界団体の代表はロイターに「この記録を再び更新する公算が極めて高く、2022年は売上高の記録更新の年となる」と述べた。

数量ベースでも販売増が見込まれており、21年の3億2000万本を上回る見通しだが、07年に記録した3億3900万本には届かないだろうという。輸出も記録更新が見込まれている。

今年のシャンパーニュ地方のブドウ収穫は「奇跡的な」豊作で、過去5年の平均を45%上回る見通しという。

代表によると、ボトルや輸送コストの増加が転嫁されて今年のシャンパン価格は上昇したが、収穫が手作業で行われるため、よりエネルギー集約性の高い他部門に比べてエネルギー不足の影響は軽微だった。また、ウクライナでの戦争や対ロシア制裁についても、他の市場の強い需要を受けて販売への影響はほとんどなかったという。

ロイター
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