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中国国防相、核兵器開発で「目覚ましい進展」 先制使用を否定
中国の魏鳳和国防相は12日、新たな核兵器の開発で「目覚しい進展」が見られたとした上で、使用は自衛目的のみに限定し、決して先制使用しないと主張した。写真は2019年のアジア安全保障会議に出席した魏氏。2019年6月、シンガポールで撮影(2022年 ロイター/Feline Lim)
[12日 ロイター] - 中国の魏鳳和国防相は12日、新たな核兵器の開発で「目覚しい進展」が見られたとした上で、使用は自衛目的のみに限定し、決して先制使用しないと主張した。シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で述べた。
中国の核兵器を巡っては昨年、新疆ウイグル自治区東部に100カ所以上の格納施設が建設されたと米紙が報道。米国務省は中国の核武装が想定以上に進んでいると懸念を示していた。
報道に関する質問に魏氏は「(中国は)自国防衛のために核戦力を開発する適切な道を常に追求してきた」と述べ、2019年の建国70周年軍事パレードで披露した大陸間弾道ミサイル「DF-41」の発射装置などは運用可能な状態で配備していると説明した。
「中国は50年以上にわたり開発を続けてきた。目覚ましい進歩があったと言ってよい」とし「中国の方針は一貫している。自衛のために使用する。核(兵器)を最初に使うことはない」と述べた。
中国にとって核兵器の究極の目標は核戦争の抑止と説明。「核戦争の惨劇から国民を守るために核戦力を開発した」と述べた。