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インタビュー:東京五輪は来年開催すべき、難局克服の象徴に=小池都知事

2020年07月13日(月)15時32分

 7月13日、東京都の小池百合子知事はロイターのインタビューで、来年に予定されているオリンピック・パラリンピック大会について「ぜひ開催すべき。世界が一丸となってこの難局を乗り越え、人類が絆をさらに強めた象徴として大会を開催したい」と述べた。写真は有明アリーナのオープニングセレモニーに出席した小池都知事。2月2日、東京有明(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 13日 ロイター] - 東京都の小池百合子知事は13日、ロイターのインタビューで、来年に予定されているオリンピック・パラリンピック大会について「ぜひ開催すべき。世界が一丸となってこの難局を乗り越え、人類が絆をさらに強めた象徴として大会を開催したい」と述べた。

最近の国内世論調査では、過半数が、新型コロナウイルス感染拡大から来年の五輪開催は中止もしくは再延期すべきと答えている。いつまでに開催の可否を決めなければならないかについて、知事は「世界中で(新型コロナ感染拡大の)厳しい状況は続くが、感染状況の推移などを見定めてさらなる対策を続けることが必要」とし、関係機関と連携を取りながら継続的に情報交換を行っていくとだけ述べた。

東京都で新型コロナ新規感染者が連日200人以上確認される中、政府は、観光産業を支援する「Go Toキャンペーン」事業の一部を7月22日から開始すると発表した。小池知事は「(東京)首都圏における対策をしっかり打っていくことが、キャンペーンの成功につながっていくだろう」と述べ、都として「陽性者を確認し、正しく適切な対応をとっていくことにより、感染者拡大防止と社会経済活動の両立を進めていく」との考えを示した。

今月初めの都知事選挙では大差で再選され2期目に入った小池氏だが、依然として日本で最初の女性首相となることへの期待が持たれている。こうした見方について知事は「期待をいただくのはうれしい」としながらも、「コロナ対策に取り組んで都民の命と健康を守りたい。これが私の考える最大のミッション」と一蹴した。

また、都の課題として、国際金融センターとして東京の情報インフラを整備し、海外から高度な人材を呼び込んでいきたいとも語った。

(宮崎亜巳、Linda Sieg 編集:田中志保)

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