ニュース速報

ワールド

米39州で新型コロナ感染者増加、連休後さらに拡大との懸念も

2020年07月06日(月)07時20分

 7月5日、米国では50州のうち39州で新型コロナウイルスの感染者数が増加しており、独立記念日を祝う集まりなどで感染が一段と拡大し、医療提供体制が圧迫されるとの懸念が強まっている。フロリダで4日撮影(2020年 ロイター/Marco Bello)

[5日 ロイター] - 米国では50州のうち39州で新型コロナウイルスの感染者数が増加しており、4日の独立記念日を祝う集まりなどで感染が一段と拡大し、医療提供体制が圧迫されるとの懸念が強まっている。

7月1日以降の4日間だけでも15州が過去最多の新規感染者を記録し、ロイターの集計によると、累計感染者数は300万人近くに、死者は約13万人に上っている。

フロリダ州では5日までの4日間のうち3日で新規感染者数が1万人を超えた。5日は1万0059人と、欧州各国が感染ピーク時に記録した1日当たりの感染者数を上回った。

過去2週間の動向をそれまでの2週間と比較したロイターの分析によると、感染者数はアリゾナ、カリフォルニア、テキサスの各州でも急増、アイオワ、オハイオ、ミシガンなど一時は減少していた中西部でも再び増加傾向が見られる。

アリゾナ州フェニックスのケイト・ガレゴ市長はABCで「アリゾナ州は経済再開が早過ぎた」との見方を示し、フェニックスでは検査を受けるために8時間並ばなければならないなど「検査危機」に陥っていると述べた。

トランプ大統領は4日にホワイトハウスで行った独立記念日の演説で、証拠を示さずに、米国の新型コロナ感染例の99%は「全く無害だ」と主張した。

テキサス州だけでも新型コロナの入院患者は4日時点で過去最多の7890人となっており、2週間前の3247人から大きく増加している。同州オースティンの市長はCNNのインタビューで、市内の病院は2週間で収容能力に達し、10日で集中治療病床の空きがなくなる可能性があるとの見方を示した。アリゾナ州ではすでに約90%の集中治療病床が埋まっている。

検査の陽性率も警戒が必要な水準に達している。世界保健機関(WHO)は陽性率が5%を超えた場合は警戒すべきとしている。

新型コロナの検査動向を調査している「COVIDトラッキングプロジェクト」の集計によると、米国ではアリゾナ(26%)やフロリダ(18%)など10州で過去2週間の平均陽性率が2桁となった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英アンドルー元王子を逮捕 エプスタイン氏巡る不正行

ビジネス

アイルランドの法人税収、多国籍企業3社が約半分占め

ワールド

トルコの和平工程表承認、PKK関係者が「重要な一歩

ビジネス

ラガルドECB総裁、職務に専念と同僚らに伝達 即時
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 2
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 3
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではなかった...繰り返される、米民主党と同じ過ち
  • 4
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 5
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 6
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 7
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 8
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 9
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 10
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 7
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中