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独研究所、国内コロナ抗体検査を開始 感染の実情把握へ

2020年07月04日(土)01時16分

独ヘルムホルツ感染症研究センターは3日、国内の新型コロナ感染の実情把握に向け、南部ロイトリンゲンの住民約3000人の血液サンプルを用いた抗体検査を開始したと発表した。写真は5月18日、ボンの研究所で撮影された新型コロナ抗体検査向け血液サンプル(2020年 ロイター/Martin Meissner/Pool via REUTERS)

[ロイトリンゲン(ドイツ) 3日 ロイター] - ドイツのヘルムホルツ感染症研究センターは3日、国内の新型コロナウイルス感染の実情と感染抑制策の効果を把握するため、南部ロイトリンゲンの住民約3000人の血液サンプルを用いた抗体検査を開始したと発表した。

検査は1年をかけて実施され、5種類の異なる抗体検査を行う。初回の検査から4カ月、8カ月後に国内の他地域で採取した血液サンプルも加え検査する。

暫定結果は秋ごろに明らかになる見通し。

同日時点のドイツの新型コロナ染者数は19万5674人。

米ボストン市とマサチューセッツ総合病院が5月に実施した抗体検査では人口の10%に抗体があることが示された。スペイン政府の検査では5%が新型コロナに感染していたことが分かった。これは公式発表の感染者数の約10倍に相当する。

ロイター
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